強い組織を作るために知っておきたい基本原則 #devio2022

動画を拝見しました。やるべきことが別にありますが、せっかく聞けたので残しておきます。

www.youtube.com

10のトピックス

それぞれにどう思うか自分なりに考えてから、扮谷さんのセッションを聞いた。

  1. 事業と人どちらが重要?
  2. 独裁的と民主的、どちらがいい?
  3. 組織基盤はいつ作る?
  4. 機能別組織と事業部制、どちらがいい?
  5. 何が組織を作る?
  6. 能力と人柄、どちらが重要?
  7. 失敗とどう付き合うべきか?
  8. 優秀な人が抜けると組織は弱まる?
  9. 階層がない組織はうまくいく?
  10. 強い組織を素早く作るには?

1. 事業と人、どちらが重要?

2つの比較図が表示され、以下のテキストが添えられている。

  1. 強い事業があるから人が集まってくる?
  2. 良い人がいるから強い事業ができる?

私の考え:1. 強い事業があるから人が集まってくるんだと思います。

採用と応募という状況で考えてみます。1を選んだ理由は、事業を自分なりに言い換えてしまうと「誰に対して何をしてどう利益を出しているか、仕組みや制度で動いているか」とだと考えます。強い事業とは魅力的な場所と言えます。それってつまり自分が「したいこと、できること、なりたい自分像」と合致していれば、事業に興味・関心を持った人が集まってくる。

もちろん「人」が全く介在しないことはなく、事業にマッチングするかに「人」は重要な要素の一つだと思います。あまりないかもですが、全く同じ事業と規模の会社に出会ったとき、いずれかを選択せざる追えない状況で、最終的な決断に「人柄」という感情的な部分も持ち合わせてると思います。

2. 独裁的と民主的、どちらがいい?

次も2つの比較写真が表示され、以下のテキストが添えられていました。

  1. 組織は独裁的な方がいい?(ナポレオンの絵)
  2. 組織は民主的な方がいい?(民衆を導く自由の女神の絵)

私の考え:どちらでも必要。

全員に意見を聞く、それぞれでどうしてそう思うかを意見交換する場があること、その結果を元にをリーダーなり管理者が決定するといいかと思います。その際、情報伝達や開示条件に不平等がないよう、必ず全員の目の前で決定した結論とその理由を述べることが望ましいと考えます。

もう一つ、何をどう決めるかを議題によっても変えるべきなんだろうと考えます。何においても「定例会議だ!」「稟議だ!」だと、手続きが面倒と冷めてしまってせっかくのいい視点が除かれていき、組織も成長しない。その人も去ると負のループになると思うので。

5名ほどの組織単位の経験のみなので、多人数で多種多様な役割の人が参加する場合だと、異なる違う策が必要と考えます。立場がバラバラで考え方も全く違う人が数十人も参加する会議だと多数決で決めてしまいがち。少数派の人たちの意見がまったく反映されず不満の糸口になると思うからです。決める人を決めて、その人たちをフォローする。フォローされる側もちゃんと経緯などの情報開示をして、失敗やミスは受け止めていつまでも批判しないで全力で軌道修正する。という組織は強いんじゃないかと思います。そういう関係になるには日頃から‥という別の話になるので終わる。実行したこと責任もないので机上の空論だと思いますが。


独裁というとヒットラーを思い浮かべてしまって「暴君ではなく名君であること前提」とありハッとしました(というか、ここのフレーズだけベイジさんのこれはブログで読んだかもしれないです)。

3. 組織基盤はいつ作る?

これは常に扮谷さんがツイートされている内容ですね。

  • ミッション/パーパス/企業理念 あとから決めても大丈夫
  • ビジョン あとから決めても大丈夫
  • バリュー/クレド/行動指針 できるだけ早く決めたい
  • 組織基盤・ルール できるだけ早く決めたい

→ 組織は小さい方が浸透しやすい

私の考え:小さな組織でも浸透が難しかった。

組織基盤を検索しましたが、いまいち他の類似語との違いがわからなかったです。ルールがない組織で、組織が楽になるようにまずはルールを2つ提案したことがあります。ルールを明文化したことがなかったり、今の出来事を問題と捉えていない人には「面倒な手続き」に思われてしまいます。単に伝え方が悪かったのだ思います。

共通のルールとして運用せずに、目に見える資料として作成し、活用してる所まで見てもらうと、何も言わずに活用してくれる。

人の面倒くさいと思う心理と行動へ促すことについて、大人も子供も関係ないんだと感じた出来事でした。

4. 機能性別組織と事業部制、どちらがいい?

私の考え:まったくわからない。

運用がどうなってるかを基準に見るかによると思います。

5. 何が組織を作る?

これも以前ツイートされた内容ですね。

ルールが組織の形を作る

  • ルールは、納得できなくても守ってもらう絶対的なもの
  • ルールは、能力に関係なく守れるものにする
  • 納得できないならルールに従わなくてもいい、だと組織が壊れる
  • ルールは、多すぎても少なすぎても良くない
  • 使い勝手の悪いルールは、前提条件を加えて完成度を高める

私の考え:多すぎても少なすぎても良くないを拡大解釈しない方がいいなと思いました。多い少ないは主観によると思うので、2つでも多いと思う人もいる。具体的に数が出ていないのに頭の中で「多い」と感じているが、それって「当たり前にやるべきこと」と「単純に面倒だ」という感情的なことを切り離して、全体的に組織としてどうありたいかを考えないといけないと思います。

言語化が組織の自立運用を促進する

  • 抽象的で曖昧なことほど、言語化して明確に伝える
  • 何度も同じことを説明しなくてもいい
  • 人によって説明が変わることもない
  • 上司の代わりに、言語化されたコンテンツがメンバーを育てる
  • コンテンツはすぐに取り出せるように格納しておく(ナレッジ化)

私の考え:個人にも当てはまるなと思って、書く行為をマネをしている。やらないとできないを体現している。思いにぴったりの言葉を紡ぐことが難しい。

教育制度の有無で組織づくりの難易度が変わる

  • 組織課題は、仕組みで解決できる領域と、そうでない領域がある
  • そうでない領域は、人が変わらないと解決しない
  • 人は簡単に変わらないので、新しい人が必要になる
  • 新しい人を獲得するには、採用活動がうまくいく必要がある
  • 市場的に足りてない職種では、採用活動が激戦になる
  • 採用の難易度を下げるには、教育制度が必要
  • 教育制度があれば、採用のハードルが下がる

私の考え:応募者への対応方法について携わったことがある程度で、人事権は一切ない。人に技術的なことを教えるのは自分の理解度の確認以外に、伝え方・伝わり方、相手を知ることにつながるので、その点に利点があると個人的に感じている。が、道筋もわからない調べるにしてもキーワードが思いつかないという状況でもない限り、自分でも頑張って調べてもらえるといいなと思うことがあった。

指導者が2人いた場合、どちらが正になるか迷わせるのでルールは統一したほうがいいと思った。知ると自由に生きやすくなる確率が上がるので、勉強するという感じ。私は、一度も会ったこともないのにTwitter で出会った人たちに恵まれて今ここにいます。

6. 能力と人柄、どちらが重要?

組織デザインの難易度が上がるタイプの人柄

に自分がなってないか?

  • ルールに従うことを嫌う
  • 自己正当化・自己防衛が真っ先に働く
  • 人を助けたり教えたりが好きじゃない
  • 攻撃的なものの言い方をする
  • 他者を批判することで自己肯定感を得る
  • 努力している人を冷笑する
  • 裏工作や陰口が好き

私の考え:2 は自分に当てはまる出来事があります。

7. 失敗とどう付き合うべきか?

上手に失敗して、早く成功する。

失敗を活用できる組織

  • 失敗した人を責めず、仕組みで解決する
  • 仕事を明文化し、問題を特定できるようにする
  • 失敗したすぐ後に、対策を講じる
  • 対策は具体的に、結果が分かるようにする
  • 対策が続いているか、定点観測する
  • 対策を明文化し、ナレッジ化する
  • 時々、新しい仕事にチャレンジし、失敗する

私の考え:他者のミスや失敗、配慮不足(というより事前に条件として共有されてなかっただけなのですが)には厳しく「○○が悪い、▲▲はよくできているのに」とその人に対する批判と、本題に関係のない人と比較する言葉が真っ先に聞こえてきたことがあります。その点について意見したこともありました。チームや組織として所属している感覚が徐々になくなっていく感覚を覚えています。

  • クロージングミーティングの開催

私の考え:「誰かを攻撃することになるのでNG」が出たことで、自分で個別にやりにくいことがなかったか聞くようにしました。自分がわかるダメなところって顕在化したところしかわからないので。ちゃんと私が理解できるように伝えてくれる人、繰り返しになりますが本当にありがとう。

8. 優秀な人が抜けると組織は弱まる?

私の考え:個人にも組織にもレジリエンスがあるのが理想ですね。組織も生き物と考えると。結局は自分次第だなと。

9. 階層がない組織はうまく行く?

ラクラシー組織、知りませんでした・・・

階層がない組織の弱点

  • 未熟なメンバーを採用しにくくなる
  • 新しいメンバーが馴染むのに時間がかかる
  • 個々人にマネジメント力を求める
  • 組織の拡大が難しくなる
  • 評価が難しくなる

私の考え:評価が自社ではなく、規模も組織形態もまったく異なる他社基準で、その上給与は自社評価だと従業員的にかなり疲弊します。でも、やっていることは全部自分の力にはなるので長期的に自分がなりたい像が広がるという考え方を持っています。自分が去った後に残念ながら解体か、大体が教育制度が必要とわかったので新しいメンバー用に作ったという話を聞くと、人柱になってよかったと思います。

10. 強い組織を素早く作るには

私の考え:ここは私にはわからない話でした。認識があってるか不安ですが、解体前提で採用されたと分かると悲しいなと。

さいごに

組織デザインに、正解も完成もない
永遠に悩み続けるのが、組織デザイナーの宿命

 

これからも主体的に環境づくりに参加していきます。